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カテゴリ:中宮の家( 8 )


2007年 11月 27日

中宮の家 (2007)

枚方市中宮に建つ閑静な住宅地にある戸建住宅の改築工事
お子さん(4人)の成長に伴い「手狭になった家を何とかしたい」という事で始まった計画です。
クライアントは当初 別敷地での新築を希望されていましたが、なかなか気に入った土地が見つからないこと、家の斜向かいにおばあちゃんの家があり お互いが行き来するのにも好都合であったため改築に踏み切ることになりました。
既存建物は建売住宅3F建て 1F鉄筋コンクリート造、2.3F木造
最初に家を訪れて気になったのは 部屋数優先で細かく間仕切りがあることと デッドスペースが多くスペースが使いきれてないこと 通風が確保されていないことなどなど。 

今回の改築では上記の問題点をクリアするのはもちろんのこと 家族6人がそれぞれの気配を感じながら生活できる そんな家にしたかった。
 
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2FLDKはこの家の核になる場所 キッチンを軸にして畳コーナー、LDがつながります 
畳コーナーは1段上げて下部収納にしています
内装 壁:珪藻プラスター 床:フレンチパイン

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クライアントからの要望「ゴロンと横になれる場所」 タタミコーナー 
階段室への採光、通風を考慮して作った上げ下げ障子と子供達が自分たちの好きな場所で作業するために作った「寺小屋机」

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屋根裏を外して作った子供たちの隠れ家 ロフトは既存の構造材をそのまま使い、古いものと新しいものが共存するつくりにしています 既設の粗木と新しく作った白い壁、シナベニアの対比が印象的な空間になったと思う。

なかなか現場を見に来ようとしなかった真ん中の男の子は、自分の部屋に初めて足を踏み入れ 「ニヤッ」っとニヒルな笑いを浮かべ自分の部屋を気に入ってくれたようで設計者もうれしい限りです。

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改築前の玄関ホールは 暗く閉鎖的で動線的にも余裕がなかった
壁を一部取り払い 階段室側に開口を空けることで開放的で機能的な玄関ホールになった。
ここはクライアント奥様のお気に入りの場所。 独立柱は柿渋塗り

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写真撮影のため 久しぶりに訪問させていただいたが きれいに住みこなしてくれていたのが本当にうれしかった。

敬愛する吉村順三氏が言っていた言葉
「建築家としてもっともうれしいときは、建築ができ、そこへ人が入って、そこでいい生活がおこなわれているのを見ることである。日暮れどき、一軒の家の前を通ったとき、家の中に明るい灯がついて、一家の楽しそうな生活が感ぜられるとしたら、それが建築家にとっては、もっともうれしいときなのではあるまいか。家を作ることによって、そこに新しい人生、新しい充実した生活が営まれるということ、商店ならば新しい繁栄が期待される、そういったものを、建築の上に芸術的に反映させるのが、私は設計の仕事だと思う。つまり計算では出てこないような人間の生活とか、そこに住む人の心理というものを、寸法によってあらわすのが、設計というものであって、設計が単なる製図ではないというのは、このことである。」

まさにこんな気持ちになれました。 
素晴らしいクライアントに出会えた事に感謝。

設計: 藤森大作建築設計事務所
施工: I・F・A住宅設計室 担当 雲川伸也
    大工棟梁 橋本さん
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by f-daisaku118 | 2007-11-27 23:13 | 中宮の家
2007年 11月 08日

家具

「中宮の家」の家具が搬入されてきました
まずは4人の子供たちの為の文机 現場では「寺小屋机」と呼ばれてます(笑)
子供達が自分たちの好きな場所を見つけて それぞれの作業ができるように分割式にして
つなげれば畳コーナーにすっぽりはまるサイズにしてます
スツールとしても使える便利な大きさ 材料はタモ材です

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「普段はカウンターとして使えて 人が集まったときにはテーブルに使えるものが欲しいんです」
この要望から製作した家具 こちらもタモ材です

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まず 内側に折れてる脚を広げて 2枚に折れてる天板をパタンと広げて使います
天板を広げたときの隙間を小さくするため ミシン丁番を掘り込んで使っています
後々のメンテナンスを考えてできるだけ簡単な機構にしました

工事が終盤になり もうすぐ現場に通うことがなくなるかと思うと少し寂しい・・・
ここも思い入れのある現場になりました
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by f-daisaku118 | 2007-11-08 12:58 | 中宮の家
2007年 10月 26日

自然素材

中宮の家で使う 「柿渋」と「珪藻プラスター」
柿渋は朝からホームセンターに走り 購入
塗装屋さんに試し塗をしてもらい 色具合を確かめると なかなかいい風合い !
柿渋のいいところは 時間が経つにつれて色味が濃くなり風味を増していくところ  
お施主さんにも気に入っていただけました

壁は「珪藻プラスター」まだ水分が抜けきってないせいもありますが しっとりしてて肌触りが気持ちいい  
額縁廻りも 左官職人さんが少しアールをつけて塗りこんでいる

職人さんの手の跡っていいもんです

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by f-daisaku118 | 2007-10-26 21:25 | 中宮の家
2007年 10月 20日

スーパーカブ大活躍!

今日も朝から現場巡り 天気のいい日はスーパーカブで次々と現場を廻ることができる
昨日は一日中雨が続いたため 現場監督の雲川さんに車で拾ってもらい現場に連れて行ってもらう 雨の日でも動ける体制を作らねば・・・

中宮の家が佳境にはいり クロス、タイルの工事が先行して行われる 左官(珪藻土塗)は来週からはじまるが徐々に 空間の雰囲気がお施主さんにも伝わってきた 奥様は玄関と和室がお気に入りの様子 

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子供室は元々屋根裏で隠れていた梁、束を粗木のまま見せることにした 新しくできた白い壁とシナ合板との対比が印象的な空間になったと思う
真ん中の男の子はまだ一度も現場に訪れていない 完成後 様変わりした我が家に足を踏み入れ空間を楽しみたいらしい 
喜んでくれるといいなあ・・・
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by f-daisaku118 | 2007-10-20 15:22 | 中宮の家
2007年 10月 13日

中宮の家 経過

着工から約1月 中宮の家の大工工事も終盤に差し掛かってきました
これから左官工事(自然素材 珪藻土塗り)やタイル工事、クロス貼りがはじまります

リフォームでは既存の床がずれてたり、壁との取り合いがうまくいかなかったりすることが多いですがその場その場で大工さんと話しながら納まりを決めていく作業がおもしろいいんですが判断力を要求されるので難しい
なかなか思ったとおりにいかない事も多いんですが・・・

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屋根裏を外して作った子供たちの隠れ家 ロフトです
今の時期は涼しくて快適!

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リビングから右側がキッチン、奥に一段上がってるところが和室,正面奥が階段室(既設のまま)です
以前のプランでは「たまり」になる場所がなかったので 今回はキッチンを軸にして家族がそれぞれ別の作業をしながらも 同じ場所、フロアで過ごせるような計画にしてます
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by f-daisaku118 | 2007-10-13 13:37 | 中宮の家
2007年 09月 29日

中宮の家 経過

中宮の家の現場では 棟梁の橋本さんがコツコツと設計者の細かい要望に応えて仕事をしてくれてます 今回のリフォームでは屋根裏をはずしてロフトを作るんですが 2WAYで使えるように計画してます お子さんの多いこの家を特徴付ける楽しい仕掛けになりそうです

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既存の骨組がそのままで 古いものと新しいものが共存するような作りです
少し粗木が目立つのでお施主さんにも説明したところ 快く承諾していただきホッとしました


※2級の設計製図で小屋組みがイメージしにくい人がたくさんいたけど この写真があったらわかりやすかったかも・・・
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by f-daisaku118 | 2007-09-29 17:51 | 中宮の家
2007年 09月 16日

大工養成講座

「中宮の家」の工事が本格的に始まりました
昨日 現場でお施主さんと打ち合わせをしていた時
突然 大工の養成講座がはじまっているではありませんか

講師は棟梁の橋本さん
生徒は双子の息子さん
第1回講義は 「のこぎりの使い方」

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紺色のパンツをはいてる彼は 将来なりたい職業「大工」
なかなかののこぎりさばきで 角材を刻んでいました(笑)

子供と一緒に現場を廻りながら「お風呂大きくなるの?」「この部屋どうなるの?」
「ここの床は?」と質問攻めに 今回はお施主さんがいっぱいです(笑)

この子達が安全でのびのびと成長できる家をつくらないと!




 
 
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by f-daisaku118 | 2007-09-16 10:22 | 中宮の家
2007年 09月 07日

「中宮の家」着工

今日から「中宮の家」の工事が始まりました
今回は3F建ての改装です 家族の成長に合わせ 窮屈になった空間をなんとかしなければということで御夫妻、お子さん4人の意見をまとめながら計画しました
古い部分もうまく残しながら 新しい部分を挿入していくような改修になります

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現場では朝から荷物出し、天井を一部めくって梁の確認など等
なんせちゃんとした既設の図面がなかったもんで(・・・汗)
部分的に補強は必要ですが不測の事態も起こらず一安心!

窓からの景色はとてものどかで いい風が入ってきました

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by f-daisaku118 | 2007-09-07 20:39 | 中宮の家